「[17選] 切ない恋愛小説:感動と涙が交差する世界」をテーマに、読者の心を揺さぶる恋の物語を紹介します。物語には、泣ける瞬間と胸キュンのシーンがたくさんあり、どの作品も読む者に深い感動を提供してくれることでしょう。このブログでは、選りすぐりの恋愛小説を、涙腺が刺激される泣ける物語と甘酸っぱい恋愛模様を中心にご紹介します。
様々なシチュエーションでの恋愛が描かれています。また、キュンキュンするセレクションにも注目し、恋愛の切なさと甘さが交差する物語の感動とドラマチックな展開をぜひお楽しみください。
- ここにある小説は、いずれも、切ない結末を迎えるものですが、その結末が、読者の心に強く残ります。恋愛の切なさを、じっくりと味わいたい方におすすめの小説です。
- 恋愛の始まりから発展、結末までを描く
- 登場人物の悲しみや切なさが丁寧に描かれる
涙が止まらない!泣ける恋愛小説の世界
感動的な恋愛小説は、読む人の心を強く動かし、時には涙さえ誘います。人気上位の作品からTL小説まで、多様な泣ける恋愛小説を紹介します。
感動小説ランキングから選ぶ、泣ける物語
感動小説ランキングには、多くの恋愛小説が名を連ねています。これらの作品は深い感情的な設定と、リアルな人間模様で読者の心を捉えます。Amazonや楽天のレビューでは、物語の深さと主人公たちの細やかな心情描写が評価されており、自身の恋愛観にも影響を与えるとの口コミが多く見られます。特に切なくて泣ける恋愛小説は、その情感に読者が共感しやすいのが特徴です。
大人も泣く、泣ける 恋愛小説 大人用
大人の恋愛は複雑で深い感情が交差します。このような大人の恋愛を描いた小説は、さりげない日常の中で生まれる切なさを描き出し、多くの大人たちに感動を与えています。読んでいて自然と涙が溢れるような、情熱的でありながらも現実的なストーリーを含むこれらの作品は、自分自身の恋愛を反省する機会を提供するかもしれません。
TL 小説で泣ける、恋のエピソード
TL(ティーンズラブ)小説は、若い世代の繊細で切ない恋愛を描いています。これらの小説の中には、読んだ後に心に残る泣けるエピソードが数多く含まれており、特に恋愛感情の盛り上がりと失恋の痛みをリアルに表現しています。TL小説のストーリーは、感情移入しやすく、多くの読者が感動の涙を流すことでしょう。
大人のためのキュンキュン恋愛小説セレクション
大人向けのキュンキュンする恋愛小説は、切なさと甘さを兼ね備え、感動的な展開で読者を引き込みます。切ないストーリーや甘いエピソードが満載のセレクションをお楽しみください。
恋愛小説 キュンキュン 大人向けベストピック
大人向けの恋愛小説では、甘美で心ときめくシーンが多く含まれます。特に大人の恋愛をリアルに描き、日常の中で起こる小さな出来事に心を動かされることがあります。読者はこれらの繊細で甘い瞬間から、恋愛の新たな魅力を発見することができるでしょう。
切なさと涙が交差する、大人の恋愛物語
大人の恋愛をテーマにした小説は、甘美なロマンスとともに、時には切ない現実も描かれます。これらの物語は、恋愛の甘さだけでなく、失恋や再会など複雑な感情の交差をリアルに表現しています。読者はこれらの深い感情の中で自分自身の恋愛観を見つめ直すかもしれません。
感動とドラマチックな展開の恋愛小説
ドラマチックな展開を含む恋愛小説は、読者を一気に物語の世界へと引き込みます。切ない事件や感動的なシーンが詰まっており、これらの展開によって物語はより深みを増します。読み終えた後には、強烈な印象と共に、人生の大切さを再認識するかもしれません。
一度は読みたい、大人の切ない恋愛小説
大人の恋愛を描いた切ない小説は、そのデリケートな感情と深い物語性で多くの読者を虜にします。これらの小説は感情の細かい描写で知られ、読む人の心を動かし、時には自らの恋愛を省みるきっかけを与えます。これらの作品には、生きていく上での重要な教訓が詰まっていることもあります。
[17選] 切ない恋愛小説:感動と涙が交差する世界のまとめ
これらの作品はどれも、読者の心を揺さぶる感動的なストーリーで、涙と胸キュンが止まらない展開が魅力です。
ポイント
- 切ない結末が心に強く残る: 登場人物の悲しみや切なさが丁寧に描かれており、読者は深い感動を味わえます。
- 恋愛のあらゆる側面を網羅: 恋愛の始まりから発展、結末までを丁寧に描いた作品から、キュンキュンする恋愛模様に特化した作品まで、様々なシチュエーションでの恋愛が楽しめます。
- 大人も泣ける: 感動小説ランキングから厳選した作品や、大人のための恋愛小説など、幅広い層におすすめの作品を紹介しています。
切ない恋愛小説は、読者の心に深い共感と感動を与えてくれます。主人公たちの喜び、悲しみ、苦悩、葛藤を共感し、涙を流すことで、心を浄化し、癒しを得ることができます。また、作品に込められたメッセージや作者の思いを受け取ることで、自分自身の生き方や価値観を見直すきっかけにもなります。
ぜひ、お気に入りの作品を見つけて、切ない恋愛小説の世界を存分に味わってください。
実際に切ないけれど心に残る恋愛小説を紹介します。
「世界の中心で、愛をさけぶ」
「世界の中心で、愛をさけぶ」は、東野圭吾の小説です。2001年に小学館から刊行され、2004年に映画化、2005年にテレビドラマ化、2006年に漫画化されるなど、多くのメディアで取り上げられ、大ヒットとなりました。
物語は、高校2年生の夏に出会った、朔太郎とアキの恋愛を軸に展開します。朔太郎は、アキの明るく元気な性格に惹かれ、アキはアキなりの優しさと強さを持つ朔太郎に惹かれていきます。
2人の純粋な恋愛は、青春の輝きを描いています。その輝きは、読者の心に温かい感動を与えてくれます。
「世界の中心で、愛をさけぶ」は、一度読んだら忘れられない、心に残る作品です。ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
ドラマのロケ現場、西伊豆 松崎を思い出しながら読みました。
文章に賛否両論ありますが、読みやすいです。
中学生の時に読んで以来、再び読み直してみた。「君の膵臓を食べたい」が第二の「セカチュー」と形容されがちだが「キミスイ」の方がピュアな恋愛(青春)を描いており個人的には好きだった。(世界の中心・・・はやや生々しい描写もある)
文章からの引用で
「でも人を好きになるってことは、自分よりも相手の方が大切だと思うことだ」
はとても良い言葉だなーと思った。
高校2年生の時にドラマを観ていて、映画も観ました。映画を観た後、「残されるほうが辛いな」と思いました。辛い物語としてずっと自分のなかに残っていました。
大人になってこの本を読んで、随分と感覚が違いました。
男の子が乗り越えたんだ、と知れて良かった。
今確かに、物語が自分のなかに入ってきてくれました。ありがとう。
最近の、死に別れてしまう物語にも、生き別れてまた出会う物語にも、根底にはこのお話が流れているのだと思います。
若いのにこんな深い恋愛をしてしまったら誰もがこうなるのだろうか?
いろんな人の立場になって改めて考えさせられるし10年毎に読んでみたい小説だ
10年以上前に放映されたテレビドラマをきっかけに本を購入したのですが、引っ越しのどさくさで無くしてしまい、今回再購入いたしました。とても感動する話なので、是非読んでいただきたいです。
小学館ジュニア文庫の「世界の中心で、愛をさけぶ」
小学館ジュニア文庫の「世界の中心で、愛をさけぶ」は、東野圭吾の小説「世界の中心で、愛をさけぶ」のジュニア文庫版です。2005年に刊行されました。
小学館ジュニア文庫版では、原作のストーリーを忠実に再現しながらも、読みやすさを考慮して、文章や構成を一部変更しています。また、主人公の朔太郎の視点で物語が展開されるようになっており、より一層、朔太郎の心情に寄り添いながら、物語を楽しめるようになっています。
小学館ジュニア文庫版は、原作を初めて読む方はもちろん、原作を読んだことがある方にも、新たな感動を与えてくれる作品です。ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか。
以下に、ジュニア文庫版の特徴をまとめます。
原作のストーリーを忠実に再現
読みやすさを考慮した文章と構成
主人公の視点で物語が展開
小学館ジュニア文庫版では、主人公の朔太郎の視点で物語が展開されます。そのため、朔太郎の心情に寄り添いながら、物語を楽しめるようになっています。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
涙溢れる作品。映画を観ていなかったのですが、小説場を読めてよかったです。
「君の膵臓をたべたい」
「君の膵臓をたべたい」は、2016年に住野よるによって発表された小説です。2017年には実写映画化され、大ヒットとなりました。
物語は、膵臓の病で余命わずかとなった女子高生・山内桜良と、彼女の膵臓の病気のことを知ってしまった男子高校生・「僕」の2人を軸に展開します。
「僕」は、内向的で本ばかり読んでいる少年でした。ある日、図書館で「共病文庫」という日記を見つけます。その日記の持ち主は、桜良でした。
「僕」は、桜良の病気のことを知り、彼女の秘密を守りながら、2人は徐々に親しくなっていきます。
桜良は、余命わずかであることを受け入れ、前向きに生きていました。彼女の明るく前向きな姿に、「僕」は次第に惹かれていきます。
この小説は、切ないけれども、大切な人との出会いや別れ、そして生きることの意味を描いた、感動的な作品として多くの人々に愛されています。
桜良の生き方を通して、「僕」は、生きることの意味を見つめ直します。
「君の膵臓をたべたい」は、一度読んだら忘れられない、心に残る作品です。ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
2023年12月30日の深夜に地上波で放送されていた実写版の映画を偶然見てこの作品にハマりました(遅い)。
色々調べると原作とは後半が結構違うらしいとのことで早速文庫版を購入しました。普段小説はほとんど読まないのでちょっと不安でしたが読み始めるとそんな不安も杞憂に終わりました。原作は志賀春樹くん目線で書かれているので作品への入り込み具合が映画とは比較にならないほどで映画にあった違和感を感じることもなくあっという間に読み切ってしまいました。何度も読み返すことで気づかなかったことに気づくこともあり今も読み返しては感動して泣いています。あの日映画を見たのは偶然ではなく自分の意志で見たんだと思います。
物語のタイトルですが、最初の頃はは悪い部分(臓器)を食べることでその臓器がよくなるという意味で使っていたのが、最後は尊敬と愛情の念を込めた意味になっています。
ありきたりなパターンを踏まなかったことは評価して良いと思います。
期待を大きく外したエンディングは豆鉄砲を食らった鳩状態でした。
あるのかそんな終わり方がと言いたくなって来ます。
そのような意味で面白かったです。
青春に打ちのめされて、たくさん泣いた。
良くも悪くも見ていられなくなる描写に何度も本を閉じた。
今を駆ける少年少女たちには是非、読んで欲しい一冊
「ノルウェイの森」
「ノルウェイの森」は、村上春樹の5作目の長編小説です。1987年9月4日に講談社から書き下ろし作品として上下二分冊で刊行されました。上巻は、片山恭一の「世界の中心で、愛をさけぶ」に抜かれるまで、日本における小説単行本の発行部数歴代1位であった。2010年にトラン・アン・ユン監督により映画化されました。
物語は、1969年、東京の大学に通う20歳の青年・ワタナベが、死んだ親友・キズキのかつての恋人・直子と出会い、恋に落ちる様子を軸に展開します。しかし、直子は、幼い頃のトラウマから、引きこもりがちになっていました。
物語は、ワタナベが、直子への恋、そして喪失感と向き合いながら、成長していく姿を描いています。
この小説は、切ない恋愛ストーリーだけでなく、喪失感や再生、そして生きることの意味など、さまざまなテーマを深く掘り下げた作品として、多くの人々に愛されています。
喪失感や苦しみを経験しながらも、それでも生きることの意味を探していく姿を描いています。
「ノルウェイの森」は、一度読んだら忘れられない、心に残る作品です。ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
村上春樹を初めから読んで、いつから変になったのか、はじめからだったのか、確認作業中。
ノルウェイの森は30年以上前に読んだ、という記憶はあるが、再読中、まったく内容の記憶がないという不思議な感覚を味わった。
結果して、読ませる本だし、おもしろかった。
部屋を整理していたら(下)巻だけが出てきて、また、読みたくなって(上)巻を購入。
昔に読んでいたので読み進めるにおいて思い出しながら思いを深めることとなった。
音楽や本の描写があり、昔もそうであってように登場した音楽などを聞きながら読み進めることとなる。村上さんはやはりビートルズが好きですね。
そして、所々に出る姓の描写についても昔の若き時ほどではないが再来するドキドキ感はまた心地よい。
読み直しによる一層の深みと改めての感動、ドキドキに感謝
村上春樹「ノルウェイの森」を三十年ぶりに読んだ。当時分からなかった著者のメッセージが前より心に響くものになっているのを感じた。引き込まれれストーリーと引き換えになるほどの本書のメッセージとしての難しさが実は本書が一番伝えたいことなのだと思う。若干二十歳の主人公が最終的にどこに軸足を置いて生きているのか。決して明快なストーリーで終われない、そんなに人生は単純ではないところで生き続けなければならない、しかしそこに微かな確かさも見出しているーというそれが著者の人生観なのではないか、それを伝えたかったのではないかと思った。結論を文字で明確に述べないところが村上春樹の作風でもあり、それが嫌だと言う人もいるだろうが、そこが村上作品の妙だと私には思えるのである。
「風の歌を聴け」
村上春樹のデビュー作である「風の歌を聴け」は、1979年に講談社から刊行された長編小説です。
物語は、1970年の夏休みに、大学3年生の「僕」が、故郷の海辺の街に帰省するところから始まります。
「僕」は、大学で文学を専攻していますが、将来の進路に迷っています。また、恋愛にも興味がなく、女性と付き合ったことがありません。
帰省した「僕」は、幼馴染の「鼠」と再会します。鼠は、大学を中退して、喫茶店で働いています。
「僕」と鼠は、毎日のように喫茶店でビールを飲みながら、さまざまな話をします。また、二人は、ある日、小指のない女の子・緑と出会います。
緑は、どこか陰のある雰囲気を漂わせています。しかし、緑は「僕」に心を開き、二人は親しくなっていきます。
夏休みが終わり、大学に戻った「僕」は、緑のことを忘れることができません。そして、再び緑に会いに行くことを決意します。
物語は、夏休みを過ごす「僕」の姿を、断章形式で描いています。
この小説は、切ない恋愛ストーリーだけでなく、青春の憂鬱や、大人への成長、そして生きることの意味など、さまざまなテーマを深く掘り下げた作品として、多くの人々に愛されています。
「風の歌を聴け」は、一度読んだら忘れられない、心に残る作品です。ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
正に僕らが生きた時代、場所がここにある。
心に響いた言葉が何箇所かあった。ネズミが言った言葉に強い人間なんかいない強いふりをして生きているだけである。人間なんかみんな同じさ。というセリフである。確かにそうだと思った。自分より能力がある人が心配や不安がないわけがない。村上春樹という作家は、こんな文章を書くんだと初めて知った。
35年振りに読んだ。ペーパーのは本棚にあるが電子ではどうだろうとは買ってみた。不思議と細部もよく覚えていた。自分は高校生の時に読んだが、自分の中高生の子供達には勧めるのを少し抵抗がある。ただ本は自分でみつけるものだからいっか。
とにかく満足です。このまま1973年に入ります。
しばらく間をおいて、3回目の通読である。はじめて読んだ時は、斬新な感動であった。年を経て読んでも、若い時代のほろ苦さ、二度と出会うことのない人達の思い出、喪失感と切なさ、これらを見事に描いていると思う。文章は荒削りで完成されたものではないが、ハッとさせる村上ワールドは健在である。完成度は高くなくとも、後の長編「ノルウェイの森」よりも遥かに心に響くものがある。完成度は高くなくても、見事な傑作である。
「君の名は。」
新海誠による小説「君の名は。」は、2016年6月18日に角川文庫から刊行された作品です。2016年8月26日に公開されたアニメ映画「君の名は。」の原作小説となります。
物語は、山奥の町に暮らす女子高生・三葉と、東京に暮らす男子高生・瀧の二人が、夢の中で入れ替わってしまうことから始まります。
二人は、お互いの生活を体験していく中で、お互いの存在を意識し始めます。
しかし、二人の夢の入れ替わりは、ある日突然、終わりを迎えてしまいます。
それでも、二人は、お互いに想いを寄せ続けていました。
そして、二人は、再び出会うために、さまざまな努力をしていきます。
本作は、夢という不思議な現象を軸に、二人の恋愛を描いた作品となっています。
二人の恋の行方は
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
アマゾンプライムビデオで映画版を見て感動したので、衝動的に買ってしまいました。
映画版とは違って、登場人物の心情がより鮮明に表現されていて、
映画を見終わった直後にも関わらず、新鮮な気持ちで読み進められました。
あまり長くもないので、ちょっとして時間で読み切ることができます。
特に、最後の場面では登場人物の心情の動きがとても繊細に表現されていて、、、
何度も読み返してしまいました。
今まで名前はずっと聞いていたけど見たことがなかったのでこちらを購入。良い作品だと元からわかっていたのですが、いざ読んでみると思っていた以上の凄い作品でした。
初見は映画からでしたが小説もテンポ良く読めました。小説のあとがきや解説を読むとわかりますが映画はチーム制作であり2人の視点というより第3の視点(視聴者)もあるので進行が複雑と感じました。理解出来ない人は一定数いると思います。
小説は読者の感じ方で読み方が変わりますが基本は2人の視点(瀧と三葉)。それが交互に入れ替わり話が進んでいき映画と違い音楽もない(映画を観ていた人は音楽が鳴っていたかも?)なので話に入り込みやすいと思います。そして理解度も増す。新海誠作品が好きでほぼ映画も小説も読んだ私としては満足のいく作品でした。
映画でも小説でも同じところでじわっとくるのは大切だった人を亡くした経験があったからこそ感じる事だとも思いました。
「汝、星のごとく」
凪良ゆう著の小説「汝、星のごとく」は、2022年8月に講談社から刊行された作品です。2023年本屋大賞を受賞しました。
物語は、瀬戸内の島で育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂の二人が、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく姿を描いたものとなっています。
暁海は、祖母と二人で暮らしている、内気で人見知りな少女です。ある日、暁海は、島に転校してきた櫂と出会います。櫂は、明るく陽気な性格で、暁海はすぐに彼に惹かれていきます。
本作は、凪良ゆうが得意とする、孤独や欠落を抱えた人物の心の機微を丁寧に描いた作品となっています。また、瀬戸内の自然や風景も美しく描かれており、心を癒してくれる作品となっています。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
子どもの気持ちに立つ。この視点を身に付けたいと思わされた小説でした。
まともじゃない親をもつ子供が成長していく過程を描いた小説。
親がまともじゃないから自分は成功する、人の噂に振り回されない、一見まともな大人を目指して成長していくが、自分もまともじゃないことにいつか気付いていく。しかし、周りを見回してもまともな人間なんて一人もいないことがよくわかる。
そうならば人との比較じゃなくて自分がどう生きたいのか、生きていける強さを身につけることが大事と悟らされる小説でした。
親からの愛は、一生を左右するくらいその後の人生に影響してしまう。
だからたくさんの人からさまざまな愛し方や関わり方を学ぶことの大切さが書かれていて読んでよかった。北原先生のように導ける人にわたしもなりたい。星を編む、北原先生の物語が楽しみ。
本屋大賞受賞の理由がわかりました。
何とも言えない、若い頃の郷愁と懐かしさ、羨望、無限と思えた可能性、未来への期待などが一陣の風となって吹き抜けて、何とも言えないものを残します。
久しぶりに一気に読んだ。星を編むも続いて一気読みした。
「今夜、世界からこの恋が消えても」
一条岬著の小説「今夜、世界からこの恋が消えても」は、2020年2月にメディアワークス文庫から刊行された作品です。2022年7月に映画化されました。
物語は、記憶を失う難病を患った少女・すずと、彼女を愛する青年・透の二人が、一日限りの恋を積み重ねていく姿を描いたものとなっています。
本作は、切なくも美しい恋愛ストーリーとなっています。記憶を失うという、切ない運命を背負った二人の姿が、読者の心を揺さぶります。また、二人の恋を支える、周囲の人々の温かい姿も印象的です。
映画版では、すず役を浜辺美波、透役を北村匠海が演じました。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
映画を見ていたから登場人物たちのイメージがしやすかったということもありますが、純粋に文章がとても読みやすい。
けど、文字の表面的な意味合いとは別に奥にも意味があるようなそんな文面でとても面白かったです。
もちろん読みながらめちゃくちゃ泣きました。
読み終わったあとは悲しくもありながらどこか前向きになれるようなそんな後味で、続編もあるということで早速注文しました。
続編が読み終わったら一条岬先生の別作品も読んでみようかと思ってます。
泣けるしおもろいかんどう
最後の展開が意外で、時間の大切さを感じることが出来ました。
心温まるストーリーで精神描写がとてもすきだった。胸が熱くなり、希望があって優しさに包まれている。好きの一言がとても意味のある言葉。
映画化されると聞いて初めて読みました。
嗚咽するぐらい泣きました。事前情報無しに読んでください。途中から訳が分からなくなり、伏線回収された時にとてもしんどいです。こんな尊い恋愛一度はしてみたいものですね。
映画でも小説でも泣けた
「嘘の世界で、忘れられない恋をした」
一条岬著の小説「嘘の世界で、忘れられない恋をした」は、2023年3月にメディアワークス文庫から刊行された作品です。
余命1年の宣告を受けた高校2年の月島誠は、想いを寄せる美波翼に気持ちを伝えられない日々を送っていた。でも、それでいい。そう思っていたある日、誠は翼から映画制作部に誘われ、事態は思わぬ方向に転がり始める。映画を通じて心を通わせる少年少女たちを描いた、感涙必至の青春ラブストーリー。
- 余命という、切ない運命を背負った二人の恋愛ストーリー
- 映画制作を通して、二人が成長していく姿
- 一条岬の美しい文体
本作は、多くの読者に感動を与えた作品となっています。
☆5つのうち4.6つ、amazonより。
「君と過ごした透明な時間」
丸井とまと著の小説「君と過ごした透明な時間」は、2020年にメディアワークス文庫から刊行された作品です。
勉強もピアノも中途半端で挫折ばかりな高校生・中村朱莉は、熱心に絵に打ち込む同級生・染谷壮吾に憧れていた。
そんなある日、染谷が階段から落ち意識不明の重体で発見される。
悲しみに暮れる朱莉だが、入院中のはずの染谷によく似た人物を校内で目撃してしまう。
「……俺が視えるの?」
それは幽体離脱した染谷本人だった。
ちょっと不思議な二人の透明な一ヶ月が始まる――。
- 幽体離脱という不思議な現象を軸にした青春恋物語
- 切なくも美しい恋愛ストーリー
- 染谷の抱える秘密が物語の重要なポイントとなっている
本作は、多くの読者に感動を与えた作品となっています。
良かった(^o^)、よい評価のレビューamazonより。
「優しい死神は、君のための嘘をつく」
望月くらげ著の小説「優しい死神は、君のための嘘をつくの」は、2020年にビーズログ文庫から刊行された作品です。
決して結ばれることのない、余命僅かな少女と死神の切ないラブストーリー。
「はじめまして、僕は死神です。君の魂をもらいに来ました。」
本作は、死と向き合いながらも、今を生きることの大切さを描いた作品となっています。真尋とユーイの切なくも美しい恋愛ストーリーが、読者の心を揺さぶります。
本作は、多くの読者に感動を与えた作品となっています。
☆4.6/5 amazonより。
「この恋は世界でいちばん美しい雨」
宇山佳佑の小説「この恋は世界でいちばん美しい雨」は、2018年に集英社から刊行された作品です。2022年にはテレビドラマ化されました。
物語は、駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜の二人が、鎌倉の海辺の街で同棲生活を送る姿を描いたものとなっています。
誠は、日菜に「夢の家」を建ててあげたい、そのために建築家として名を上げたいと願っていました。しかし、ある雨の日、日菜と一緒にバイク事故で瀕死の重傷を負ってしまいます。
目を覚ました彼らの前に、“案内人”と名乗る喪服姿の男女が現れます。そして誠と日菜は、二人合わせて二十年の余命を授かり、生き返ることに。
しかしそれは、互いの命を奪い合うという、あまりにも苛酷で切ない日々のはじまりだったーー。
本作は、切なくも美しい恋愛ストーリーとなっています。雨というキーアイテムが、物語に深みを与えています。また、誠と日菜の二人の、かけがえのない時間を描いた物語となっています。
宇山佳佑の美しい筆致は、誠と日菜の恋愛を、より一層美しく、感動的に描いています。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
ドラマ「君が心をくれたから」の世界観の原作とのことで、購読🎶
ラブストーリーとしては、つらさがありますが…感動します🤗
この作品に出会って、雨(恋の涙)が好きになりました。そして、今生きているということが当たり前のようで当たり前じゃなくて、大切な人が一緒にいてくれるということがどれだけありがたくてと。今の自分を見つめ直し、1日1日を無駄にせず精一杯生きたいと思えました。
説明通りで良かったです
涙しか出てこない。
20年の寿命を愛し合う2人でシェアして、生きて行く儚い物語。もし、このライフシェアをして生きて行くとしたら、自分はどう生きて行くのかと悩まされました。死を直面しても、自分はパートナーの幸せをいちばんに願うことができるのか。そんなことをふと考えてしまいました。皆さんならどう生きますか?
亡くなった二人が奇跡を手に入れる物語、結末を予想出来てしまうからこそ、余計に感情移入してしまった。
本作のキーワード雨とは、人の気持ちを思う雨、あなたを愛してると思う雨、ポジティブな意味で使われている。
雨を想像するとネガティブな印象が多いが、雨が降ることで幸せの気持ちが溢れるように書かれていた。
また読み返す時は雨の日に読もうと思う。
「偽りの君と、十四日間の恋をした」
櫻いいよ著の小説「偽りの君と、十四日間の恋をした」は、2020年に富士見L文庫から刊行された作品です。
主人公の湊人は、女子が苦手な高校2年生です。ある日、湊人は、見慣れない同級生・繭から告白をされます。湊人は、繭の勢いに呑まれ、断るつもりも、つい交わした約束。それは、一冊の手帳に書かれた未来日記を、一緒に叶えることでした。
二人は、手帳に書かれた未来日記を叶えるために、一緒にさまざまなことに挑戦していきます。その中で、二人は徐々にお互いのことを理解し、惹かれていきます。
手帳の未来日記は、14日間で終わってしまいます。しかし、二人は、今を精一杯生きようとします。14日間の恋を、大切に大切に積み重ねていきます。
櫻いいよの美しい筆致は、湊人と繭の恋愛を、より一層美しく、感動的に描いています。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
よかった
映画みたいだった
最後のページまで読んだとき全員が救われた
櫻いいよ先生さすがです。
『愛がなんだ』
角田光代著の『愛がなんだ』は、2006年に刊行された恋愛小説です。2018年に映画化され、話題となりました。
主人公のテルコは、20代後半のOLです。ある日、テルコは友人の紹介で、マモちゃんという男性と出会います。マモちゃんは、テルコの目にとてもかっこよく見え、テルコは一瞬で恋に落ちます。
この作品は、片思いの切ない気持ちや、恋愛の難しさを描いた作品です。テルコのまっすぐな思いは、読者の心を揺さぶります。
また、この作品は、角田光代さんの軽快な文体と、ユーモアのある描写が魅力です。テルコの恋模様を、笑いながらも切なく読み進めることができます。
『愛がなんだ』は、恋愛小説としてはもちろん、現代社会を生きる若者の姿を描いた作品としても、多くの読者に支持されています。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
ずっと読みたいと思っていました。
28歳のうちに読んでおこうと思い立ち、ダウンロードを決めたのが今日です。
自分が今、テルコと同じような境遇にあるため、何度か苦しくなりながらも読み終えました。
人によっては、「マモちゃんなんてはたからみたらどこにでもいるようなヒョロガリなのに、なんでそんなのにハマるわけ?」となるのでしょう。
結局、別にその人のどこが好きとかじゃなくて、その人に尽くしている自分とか振り回されている自分とか、泣いちゃったりする自分が好きなんだと思います。
そこはテルコとは違うと思いますが。
色々考えさせられる話でした。
私はもう少しテルコでいようと思います。
映画の後に購入。映画とは異なるところがあり本のほうが個人的には気に入った。
アマゾンプライムで映画を観て。
好きになってくれない人を好きになっちゃった人にはおすすめな本かもしれません
名前の通りの本って感じ
「ダメな人」を描かせたら抜群の角田さん、これもまたダメな人の話です。いくらなんでもこれはないだろうというくらい。というか、これはもう愛ではない。狂気です。個人的にはラストがものすごく怖かった。普通に怖いのではなく、人間のゆがみ、というか。ああ怖かった。
「ないものねだりの君に光の花束を」
「ないものねだりの君に光の花束を」は、汐見夏衛による青春恋愛小説です。2020年に単行本、2023年に角川文庫として発売されました。
主人公は、影子という名前の高校生です。影子は、すべてにおいて普通で個性がなく、いつも「脇役」であることにコンプレックスを抱いています。
同じクラスの真昼は普段は世間を賑わすアイドルで、勉強や性格も完璧な人気者だ。
そこにいるだけで目立つ彼はまさに〈永遠の主人公〉。
生きる世界の違う真昼に引け目を感じ距離をとりたい影子だったが、
一緒に図書委員を務めることになったのをきっかけに、
誰も知らない彼の陰の一面を知ることになる――。
心揺さぶる結末に涙が止まらない、青春純愛物語。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
長い本苦手なんですけど表紙かわいいしすごくいい本ではまりました👍🏻👍🏻
汐見先生の代表作は以下ふたつ『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。これら二つは、私にとっても特に良かった。本作品も、代表作となるでしょう。@私は、50歳すぎの父親。私の娘は中学生です。「今どきの女子中高生の言葉、プラス、女子中高生の分かる言葉」を使うことによって、ひたすら分かりやすく、社会・学校・家庭・など大切な価値を説く・・・そんな汐見先生を私は尊敬しています。汐見先生の作品を読むことによって、私の娘を取り巻く「時代や学校」を私は理解できました。世代間ギャップを娘に感じている父母の皆様に本作を私はオススメします。
芸能人なのに偉そうに自慢したりするわけでもなくとてもいい青年で読むのが楽しくなりまだ終わらないでって思いました
やっぱり汐見さんしか勝ちませんよねってことです。
綺麗な文章で読みやすく綴られた高校生同士のお話ですが、一方的な誹謗中傷、偏った価値観等々、いろいろと考えさせられる作品です。
「この世界からまた君がいなくなる夜に」
「この世界からまた君がいなくなる夜に」は、葉月文による恋愛小説です。2022年にメディアワークス文庫から発売されました。
主人公は、藤木六華という女子高生です。六華は、人の生死が色で見えるという特殊な能力を持っています。
ある日、六華は夜の散歩中に、春風歩という青年と出会います。歩は、誰もが持つはずの命の色を持たない、不思議な青年でした。
六華は、歩に惹かれていきます。そして、二人は恋に落ちます。
しかし、歩には、六華には言えないような秘密がありました。
この小説は、切なくも美しい恋愛物語です。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
葉月先生のデビュー作品「hello.hello and hello」を思い出させる作品となっています。どちらとも出会いと別れの作品ですがお互いの思う想いというか絆は誰も入る余地はなく未来に何が待ち伏せようが恋の絆は強いものがある事を感じさせられた作品でした。この作品を読んだ方は「hello,hello and hello」も読むと面白さが2倍楽しめると思います。どちらの作品もラストシーンは胸がジーンとくるものを感じました。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて――。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。
上位レビュー、対象国: 日本 amazonより。
昔映画で見ました。
設定に追いつくだけで終わってしまいましたが素敵なストーリーだと思っていました。
恋人と上手くいかない時期があり、仲直りした後、一緒にこの映画を見たくてもう一度ストーリーを確認する為に小説を読みました。
人によって感じるパートは違うと思いますが、何度も泣けました。これが最後と思って過ごす二人の日々が思わず涙を流させます。
この物語を世に出してくれた方、ありがとうございます!
映画と違ったところもあり、また僕明日を楽しめました。
最終的には良かったと思う。
が、個人的にはめちゃめちゃ単純な話の方が好きなので星4としておきます。
高寿と愛美、どちらの目線にたっても切なく涙が溢れました。また読み返したくなる。
ミステリーではないけど絶対読み返したくなる。そして今2度感動する。